- ランドセル活動を始めたいけど、どうやればいいのかな?
この記事では、ランドセル活動の始め方を徹底解説しています。
6年間も使うランドセル選びは、一生に一度のお買い物。
出来れば失敗したくはないですよね。
私は6月からランドセル活動を始めましたが、主人が希望した牛革ランドセルを買うことができませんでした。
理由は、子供が好む色が売り切れていた為です。
その失敗を踏まえて、ランドセル活動をどのように始めればいいのかを紹介して行きたいと思います。
ランドセル活動は早ければ早いほど、子供の満足出来るランドセルを見つける事が出来ます。
この記事では、ランドセルの素材・購入時期、ランドセルの選び方などが分かり、子供の希望するランドセルを確実に入手できるよう説明をしています。
こんな方におすすめの記事
- ランドセル活動の始め方を知りたい方
- ランドセル活動で失敗をしたくない方
ランドセル活動の始め方
私はランドセル活動が遅すぎたため、主人の希望する牛革ランドセルが購入出来ませんでした。
その失敗を踏まえて、失敗しないランドセル活動の方法を紹介して行きたいと思います。
この通りにやっていけば、子供が希望するランドセルを購入することが出来るようになります。
是非、実践してみてくださいね。
- 子供にランドセルの好きな色を聞こう
- お金は誰が出すか決めよう
- ランドセルの素材とメリット・デメリットを知ろう
- 店の場所を調べよう
- 購入時期を決めよう
- 店舗へ見に行く3つのメリットを知ろう
- ランドセルの選び方5つのポイントをチェックしよう
1.子供にランドセルの好きな色を聞こう
ランドセル選びで一番大事なのは性能と思う方もいると思いますが、実は色選びが一番大事なのです。
その理由は、6年間大事に使ってもらうには使う本人が納得したランドセルを買う必要があるからです。
子供が「青がいい」と言うのに、親が「黒がいい」と言って黒いランドセルを買ってみたら、子供が使わないのは目に見えて分かりますよね。
それでも、「色より性能の方が大事でしょ!」と思う方は、試しに子供にランドセルの性能についていくつか質問をしてみてください。
「ランドセルはA4サイズのクリアファイル対応がいい?それともA4フラットファイル対応がいい?」とか「軽さを考えコードバン(馬の皮)よりクラリーノ(人工皮革)にしようか?」などなど。
きっと子供は「どっちでもいいよ」と答えると思います。
子供にとってランドセルの性能なんて、よく分からないし本当にどうでもいいことなんです。
と言うことから、ランドセル選びは性能よりも色選びが大事となります。
色に敏感だったり、色にこだわりのある子供は、特に早めのランドセル活動をおすすめします。
A4フラットファイルとは
A4サイズのクリアファイルよりひと回り大きいファイルのこと。
2.お金は誰が出すか決めよう
ランドセルは一生に一度の買い物なので、出来ればいいものを子供に贈りたいですよね。
でも、牛革を選ぶと最低でも6万円以上はします。
そんな高級なランドセルのお金は、誰が出すのか考えて見て下さい。
- 家計から?
- 両親から?
次に、出せる金額(予算)はいくらくらいか決めて見て下さい。
予算がはっきりするとランドセルの素材が決まります。
ランドセルの素材は3種類
- 予算6万円未満なら、一般的な「人工皮革(クラリーノ)」
- それ以上出せる人は「牛革もしくはコードバン(馬の皮)」
ランドセルの一般的な値段を知りたい方は、下記よりご確認くださいませ。
- コードバン:ランドセル一覧(コードバン)
- 牛革:ランドセル一覧(牛革)
- 人工皮革(クラリーノ):ランドセル一覧(クラリーノ)
続いて、ランドセルの素材と各素材のメリット・デメリットを紹介します。
3.ランドセルの素材とメリット・デメリットを知ろう
ランドセルには3種類の素材が使われています。
- コードバン(馬の皮)
- 牛革
- 人工皮革(クラリーノ)
3種類の特徴とメリット・デメリットを紹介していきます。
先程決めた金額(予算)に合わせて、どの素材を選ぶかを決めて下さいね。
コードバン
馬のお尻の部分の革で、一頭からランドセルのかぶせ二枚分しか取れない希少価値の高い天然皮革です。
スポンサー(両親)がいてランドセルの最上級品が欲しい方、6年間使ったランドセルを別の「小物」にして記念に取って置きたい方向けです。
- 牛革より高級感があり、使い込むと風合いが出る
- 耐久性があり、傷が付きにくい
- 6年後にランドセルの皮を使って、別のものを作る事も可能
- 値段が高い(安い物で10万円前後)
- ランドセル自体が重い
- 色の種類が少ない
ランドセルの年間生産数量が各工房で決まっていて、コードバンは特に少ないです。
コードバンをお求めの方は、4月〜5月には店舗へ行ってみてくださいね。
牛革
本革のことです。
スポンサー(両親)がいたり、お金に余裕がある家庭で、多少高くてもいいものが欲しい方向けです。
- 丈夫で耐久性が高い
- 人工皮革より高級感がある
- 人工皮革よりも重い
- 耐水性が劣る
- 値段が高い(安くて6万円前後)
こちらも各工房で年間生産数量が決まっていて、特に黒・赤以外の色は生産数がかなり少ないので注意して下さいね。
私は6月にランドセル活動を始めて牛革ランドセルを買う予定でしたが、息子の気に入った青色がすでに売り切れていました…
棚にはたくさんの黒色の牛革ランドセルが並んでいるのですが、息子は「黒はいやだ!」の一点張りでした。(^^;
※6月時点でも黒と赤と茶色は在庫がありました。
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人工皮革(クラリーノ)
人工的に開発した皮革のことで、ランドセルの中で最も一般的な素材です。(6年以上の使用で質感などが劣化してくる場合があります。)
デザインや色重視の子供の意見に合わせたい方におすすめの素材です。
- 値段が安い
- ランドセルが軽い
- デザイン、色が豊富にある
- 耐水性に優れている
- 耐久性が劣る
- 質感が劣る
4.店の場所を調べよう
ランドセルを購入する場所は、以下の2点になります。
- 店舗(かばん工房・百貨店など)
- インターネット
まずは、ご自宅の周りにかばん屋がないかインターネットで確認をしてみて下さい。
なければ、お近くの百貨店へ行って見てください。
展示会としてやっている所があります。
私は近所に工房付きのかばん屋があったので、そこで購入しました。
工房以外にも高島屋でランドセル展示会があったので、そちらも見に行ってきました。
「探してみても近所に店舗が見つからない!」と言う方は、こちらのオンラインショップをご参照ください。
5.購入時期を決めよう
ここまでで決めたことはこちらの4つです。
まだ決めていない方はここで決めて下さいね。
- ランドセルの色(子供に聞いてみる)
- 予算(家計から?親から?いくらくらい?)
- 素材(コードバン・牛革・人工皮革)
- 購入場所(店舗・オンラインショップ)
続いて決める事は購入時期です。
購入時期の決め方はとても簡単で、色・予算・素材から割り出します。
まずは購入時期を分かりやすく4つに分けますね。(幼稚園・保育園の年長の時期に合わせて見て下さい。)
- 第一期:4~5月
- 第二期:6~8月
- 第三期:9~12月
- 第四期:1~3月
この1~4期に今まで決めた色、予算、ランドセルの素材を当てはめて行きます。
自分がどこに当てはまるかで、購入時期が分かるようになっています。
例えば、以下の条件だった場合「第一期の4~5月」に店舗へ行くと「子供の希望するランドセルが確実に購入出来ます。」
- 色が紫色
- 素材は牛革
- 予算は10万円
第一期:4~5月
幼稚園・保育園の年長:入園時期ですね。
コードバンを購入したい方は、4月中に店舗へ出向いてくださいね。
また、牛革でも黒・赤以外の色を希望している子供がいれば、4~5月中に店舗へ行くことをおすすめします。
第一期に当てはめる「色、ランドセルの素材、予算」はこちらです。
色 | 黒・赤以外の色 |
素材 | コードバン・牛革 |
予算 | 8万円以上 |
第二期:6~8月
幼稚園・保育園の年長:夏休みの時期ですね。
帰省を考えている方は「親と子供とみんなで見に行って決めたい!」という方もいるのではないでしょうか。
コードバンや牛革の黒や赤は、この時期でもまだ在庫があります。
私が6月に行ったかばん屋にも「いろんな種類の牛革の黒色と赤色ランドセル」がありました。
第二期に当てはめる「色、ランドセルの素材、予算」はこちらです。
色 | 全色(黒・赤以外はお早めに!) |
素材 | コードバン・牛革・人工皮革 |
予算 | 3万円~ |
第三期:9~12月
幼稚園・保育園の年長:夏休み後から冬休みまでの期間ですね。
色や形、メーカーにこだわりがない方または予算が少ない方は、この時期に購入するといいですね。
第三期に当てはめる「色、ランドセルの素材、予算」はこちらです。
色 | 黒・赤 |
素材 | 人工皮革 |
予算 | 1万円~ |
第四期:1~3月
幼稚園・保育園の年長:卒園まで後3か月ですね。
この時期は在庫処分などのセールス品が出回る時期です。
「ランドセルなんて教科書が入ればいいのよ。安い時に買いたい!」と思っている方にはこの時期がおすすめです。
ちなみに、私も「教科書さえ入ればランドセルでもリュックでもボストンバックでもスーツケースでも」なんでもいいと思っている派です。
第四期に当てはめる「色、予算、ランドセルの素材」はこちらです。
色 | 黒・赤 |
素材 | 人工皮革 |
予算 | 1万円~ |
6.店舗へ見に行く3つのメリットを知ろう
購入時期を決めたら、実際に2~3店舗行って見ましょう。
私はまず、近くのかばん屋へ行きました。
次の週に高島屋の展示会へ行き、かばん屋と値段や品質についての比較をしてみました。
その結果、最初のかばん屋でランドセルを購入することにしました。
私が一番重視したのはやはり「子供の選ぶ色」でした。
実際に店舗へ行って、私が感じたメリットは以下の3つです。
- 実際の色見を確認できる
- 背負ってみて違和感がないか確認できる
- 店員さんに細かい質問ができる
1.実際の色見を確認できる
ホームページやカタログで見た色と、実際に目にする色では「違う」時があります。
カタログで「この青色いいね!」と思って、実際に見に行ったら「紫がかった青」だったり、「明るめの青」だったりして残念なことがしばしばあります。
洋服を買う時に、同じような経験をよくしますよね。
こちらの色検索で青を検索するとなんと「62件もヒット」しました。
ランドセルにこんなにたくさんの青色を使っているわけではありませんが、メーカーによっては同じ青でも違ったりしますのでご注意を。
ちなみに息子が選んだのは「マリンブルー/ネイビー」でした。
2.背負ってみて違和感がないか、確認できる
小学1年生の教科書の重さは1キログラム(1Kg)と言われています。
店舗には1キログラムの重さ見本があり、実際に購入予定のランドセルに入れて子供に背負わせることができました。
こうすることで、肩への負担、ランドセルの重さ、背中へのフィット感などが体験できます。
3.店員さんに細かい質問が出来る
人工皮革(クラリーノ)とひとくくりに言いますが、実際に店舗へ行くとたくさんの種類と色にびっくりします。
この中からどの種類を選べばいいのか…正直素人には分かりませんでした。
その点、店舗ですと「このタイプとこのタイプの違いは何?」とすぐに店員さんに聞けて回答がもらえるので「それならこっちのタイプがいいよね。」と決断ができます。
人気の種類や、他の親がどんな所を気にして買っているかなど細かい事も聞けたりするので購入時の参考になります。
7.ランドセルの選び方5つのポイントをチェックしよう
ランドセルの選び方のポイントは5つです。
以下の5つのポイントを店舗もしくはオンラインショップにて、購入予定のランドセルでチェックしてみて下さい。
- 背負いやすさ
- 収納力
- 強度
- 使いやすさ
- 通学時の安全性
1.背負いやすさ
背負った時に横から見て隙間があると、後方に重さがかかります。
その隙間をなくす為に子供の背中にぴったりフィットするものを選ぶことで、体感重量を軽くすることができます。
私が購入したランドセルは立ち上がり背かんを使用している為、ベルトが自然に立ち上がり身体にフィットします。
また、肩ベルトが付け根から左右にスライドするタイプなので、6年生になってもゆったりと背負うことができます。
2.収納力
教科書、ノート、筆箱、体操服、給食袋など荷物はたくさんあります。
それらがたっぷりと収納でき、さらにA4サイズのクリアファイルよりもひと回り大きめのA4フラットファイルがスムーズに入るランドセルが理想的です。
私が購入したランドセルは、大マチの奥行は約12.5センチという幅広タイプです。
3.強度
ランドセルは出来れば6年間、使い続けてもらいたい物ですよね。
開口部やランドセル全体が丈夫であるかを確認しておきましょう。
私が購入したランドセルは側面、大マチの取り出し口には補強板を追加して二重構造になっています。
また、大きなパーツが集まる部分と最も擦れやすい底面の角は、生地を当て強化されています。
4.使いやすさ
ランドセルを背負わない時に持ちやすいよう、持ち手が付いているものを選びましょう。
また、ランドセルを閉める時に自動的に鍵がかかり、閉め忘れを防止できるタイプもおすすめです。
5.通学時の安全性
ランドセルには、防犯・安全対策が必須の時代となりました。
反射板が下記3カ所に付いていて、天気の悪い日や夕暮れなどに360度どこからでも子供が見つけられるようになっているか確認しましょう。
- ランドセルのカバー
- 側面
- 肩ベルト(防犯ブザー用金具の場所)
側面に付いているフックはぶら下げたものが強い力で引っ張られると、外れる仕組みのものを選びましょう。
また、肩ベルトに防犯ブザー用のフックが付いているものにしましょう。
私が購入したランドセルには肩ベルトの左右に防犯ブザー用金具が付いている為、左利きの息子でもすぐに手が届くようになっています。
ランドセル認定証付きを選ぼう
この認定証が付いているランドセルは、6年間の修理対応を保証しています。
必ずランドセル認定証付きのランドセルをご購入くださいね。
ランドセル認定証とは
ランドセル工業会が定める規格に合致する製品にのみ付けています。
ランドセル規格とは
- すべての縫製が日本国内で行われ6年間の使用に耐え得るもの。
- 日本鞄協会発行の「信頼のマーク」を縫着したもの。
- 素材は皮革又は人工皮革とする。
- 形状はかぶせ部が本体を覆う長さで縦型であるもの。
- サイズは大マチ部分の内寸の縦(最高部)が31cm前後、幅が23cm前後であること。
もっと詳しく知りたい方はこちら:ランドセル工業会のホームページ
【ランドセル活動】始め方から購入までを徹底解説!時期や選び方5つのポイント|まとめ
今回は「【ランドセル活動】はじめ方から購入まで」を徹底解説してきました。
ランドセル活動の始め方はこちらの通りです。順番にやってみて下さいね。
- 子供にランドセルの好きな色を聞こう
- お金は誰が出すか決めよう
- ランドセルの素材とメリット・デメリットを知ろう
- 店の場所を調べよう
- 購入時期を決めよう
- 店舗へ見に行く3つのメリットを知ろう
- ランドセルの選び方5つのポイントをチェックしよう
ランドセル活動をしてみて思ったのは、自身も楽しんで子供の気に入ったランドセルを見つける事だと思いました。
この記事で、子供が満足してくれる、お気に入りのランドセルが購入できるとうれしいです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。